| A |
ACD-CRP
active compression-decompression の略。
心臓マッサージの方法の一つで、胸骨の圧迫と吸盤による胸郭の拡張を繰り返すものをいう。
自動式心マッサージ器などはこれを行う。
ACLS
advanced cardiovascular life support の略。
日本語では二次救命処置と呼ばれる。
一般市民が行うBLS(一次救命処置)に対して、医療従事者による器具を用いた救命処置のことをACLSという。
ACTH
adrenocorticotropic hormone の略。
副腎皮質刺激ホルモンのこと。
脳下垂体前葉α細胞で生成されるポリペプチド型ホルモン。
【作用】
(1)副腎皮質束状層を刺激して、糖質コルチコイドを分泌させる。
(2)MSH作用があり、Addison病などでは皮膚が着色する。
ADH
antidiuretic hormone の略。
抗利尿ホルモン、バソプレシンとも呼ばれる。
脳下垂体後葉で生成されるポリペプチド型ホルモン。
【作用】
(1)遠位尿細管での水分再吸収を促進
(2)抹消血管収縮
AED
automated external defibrillator の略。
日本語では『自動体外式除細動器』という。
一般市民が使用できる電気的除細動器。
心室細動を取り除くための唯一の手段が除細動であり、AEDはそれを一般市民でもできるように作られた医療機器である。
全国各地でAEDの使用を含めた一次救命処置の講習会が開かれている。
AGML
acute gastric mucosal lesion の略。
日本語では『急性胃粘膜病変』という。
内視鏡下に急性胃炎・急性胃潰瘍が確認される病変。
AIDS (エイズ)
HIV感染による免疫不全が原因で日和見感染(カリニ肺炎・口腔カンジダなど)や悪性腫瘍(カポジ肉腫・悪性リンパ腫など)を発症した状態。
HIV感染がエイズなのではなく、あくまでもHIV感染により免疫力が低下したことで上記の疾患を発症した時点でエイズと呼ばれる状態になる。
Af
atrial fibrillation (auricular fibrillation) の略。
日本語では『心房細動』という。
【定義】
心房の異所性興奮によって心房の各部位で350回/分以上の無秩序な興奮を生じるもの
【病態】
心房は全体的な収縮を生じず、各部が不規則に動くだけである
機序としてrandom reentryが考えられている
ようするに不整脈の一種
AF
atrial flutter (auricular flutter) の略。
日本語では『心房粗動』という。
【定義】
心房が規則正しく連続的に250〜350回/分の頻度で興奮するもの
【病態】
定義の通り。
機序としてリエントリーが考えられている。
心室収縮は2:1伝導、4:1伝導のように偶数伝導が多い。
1:1伝導は最も頻度が少ないが危険である。
ようは不整脈の一種
| B |
BI
burn index の略。
やけどの重症度を表す指数。
もう少し難しい表現でいうと、熱傷面積に深度を加味した指数。
BI=U度面積/2 + V度面積 で表される。
BLS
医療従事者が行うACLSに対し、こちらは特殊な器具や薬剤を用いない心配蘇生法。
一般市民でも行える心配蘇生法である。
自動車教習所や全国各地で行われている救命講習などで練習することができる。
BMI
body mass index の略。
肥満指数の一つで、
BMI=体重(kg)×身長(m)×身長(m)
で計算される。
BTLS
masic trauma life support の略。
救急隊やその他医療従事者向けに1982年8月に開始されたプレホスピタル外傷処置教育訓練コースのこと。
ようは、怪我をした患者さんを病院に運び込む前段階で、どのような処置をしたら良いのかということを訓練する講習会のようなもの。
これに対して主に医師向けの外傷処置教育訓練コースのことはATLSという。
| C |
CCU
coronary care unit の略。
心疾患専門の集中治療室。
COPD
chronic obstructive pulmonary disease の略。
日本語では『閉塞性呼吸器疾患』という。
閉塞性呼吸器障害を呈する疾患の総称。
肺気腫・慢性気管支炎・細気管支炎・気管支喘息など。
CPCR
cardiopulmonary cerebral resuscitation の略。
CPR(心肺蘇生法)は、脳の機能を維持・回復させることが目的なので、CPRにもう一つC(cerebral=脳)を加えて心肺脳蘇生法(CPCR)と呼ばれることもある。
CT
computed tomography の略。
身体のX線透過性を利用して、身体の横断面を画像化する検査。
| D |
DIC
disseminated intravascular coagulation の略。
必ず基礎疾患を背景に発症し、血液凝固系亢進による微小血栓を発生する症候群。
臓器の循環障害や凝固因子の消費による出血傾向を呈する。
ようは、体内で小さなかさぶたが異常に頻繁に作られることで血を固める成分が消費されてしまうために、出血したとき血がとまりにくくなってしまう状態。
産科系疾患(早剥・羊水塞栓症・子癇発作など)、白血病、熱傷、エンドトキシンショック、敗血症などが基礎疾患となる。
DMAT
disaster medical assistance team の略。
災害現場から治療を開始することを目的に、現場に派遣される医療チーム
DN(A)R
do not (attempt) resuscitate の略。
CPA(心肺停止)時に心肺蘇生法を行わない又は中止することを要求するもの。
尊厳死問題の一つにもなっている。
| E |
EBM
evidence based medicine の略。
患者の治療について、現在ある最良の科学的根拠を基に、良心的かつ慎重に行うこと。
EGTA
esophageal gastric tracheal(tube) airway の略。
気道確保器具の一つ。
先端にカフのついたチューブを食道に挿入してカフを膨らませることで食道を閉鎖し、且つ顔面にマスクを密着させることで、陽圧をかけたときに気管に送気される仕組みになっている。
現在はあまり使われていない。
EMD
electromechanical dissociation の略。
PEAとほぼ同義。
EMSS
emergency medical service system の略。
救急情報・救急搬送・救急診療からなる主に消防機関と医療機関の連携による救急医療体制。
日本の救急医療体制もこれに当たる。
EOA
esophageal obstructive airway の略。
マスクタイプと咽頭カフタイプがある。
救命士が用いる気道確保器具の一つ。
ERT
emergency room thoracotomy の略。
胸部外傷による心停止に対し、開胸して直視下に止血・心臓マッサージを行うこと。